建築関係でよく出てくる用語を集めました。
外構工事(がいこうこうじ) |
敷地内の建物以外の工事。門塀・排水・舗装・植栽工事など。 |
界床(かいしょう) |
所有者や利用者の異なる部分の境界にある床。連続住宅、共同住宅などの各住戸間を仕切る床。 |
界壁(かいへき) |
所有者や利用者の異なる部分の境界に立つ壁。連続住宅、共同住宅などの各住戸間を仕切る壁。 |
カウンターキッチン |
LDKのキッチンが壁で仕切られている場合、壁に窓を作ることによって、炊事をしていてもリビングの様子を見ることができる為、育児中の主婦には最適な仕様。また、窓の下もしくはキッチンの反対側にカウンターを設けることによって、窓から料理を受け取ったり、カウンターで食事をすることもできる。 |
カウンタートップ |
キッチンの天板のこと。作業台も兼ねることから、材質は水や火、汚れに強く、しかも丈夫で耐久性に優れていることが条件としてあげられる。主に使用されている材質は、ステンレス、人造大理石、メラミンポストなど。 |
掻き落し(かきおとし) |
塗り壁の仕上げ方法の一つ。ワイヤブラシなどの道具を使用して、仕上材の表面の一部を削り落として粗面の表情を作るもの。 |
確認申請(かくにんしんせい) |
建築物の新築や増築などの建築行為を行う場合に、建築主が建築基準法の規定に基づいて、建築主事に対して行う確認を求める申請(建築基準法第6条)。 |
額縁(がくぶち) |
窓や出入り口の枠の周りの外側にデザインや仕上げ材の納まりのため取り付ける木のこと。絵画の額縁からきている。 |
瑕疵(かし) |
きず・欠点・または過失。 法律上、なんらかの欠点や欠陥のあること。 |
笠木(かさぎ) |
塀、手すり、パラペットなどの上部に取り付く横木などの部材。またはその仕上材。 |
型板ガラス(かたいたがらす) |
表面に凹凸のあるガラス。 |
片流れ天井(勾配天井)(かたながれてんじょう) |
部屋のどちらかが高く、一方が低い勾配天井。低い天井の場合、片側を上げることによって圧迫感を和らげることができる。二階で屋根にそった空間利用も可能。 |
片流れ屋根(かたながれやね) |
屋根形式の一つ。一方向にのみ勾配屋根の流れをもつ形式。 |
片引き(かたびき) |
建具の開閉形式の一つ。1枚の戸または障子で左右どちらか片側に移動するものを指す。 |
型枠(かたわく) |
コンクリートで建物や基礎をつくる際、硬化していないコンクリートが流出しないように防ぐ仮設の枠組製型枠や鋼製型枠(メタルフレーム)がよく用いられる。 |
金鏝(かなごて) |
鋼製またはステンレス製の壁を塗るための道具。 |
矩計(かなばかり) |
建物の各部の高さを表すために、梁間方向で軒先を含めた外壁部分の垂直断面。 |
矩勾配(かねこうばい) |
規矩述(きくじゅつ)において、10寸勾配(45度傾斜)をいう。 |
壁式工法(かべしきこうほう) |
床と壁を一体にして積み上げていく工法。柱や梁がないので室内を広く使える反面、大きい開口部はとりにくい。 |
壁下地(かべしたじ) |
壁仕上材のための下地のことで、材料により異なる。 |
框(かまち) |
総じて建具の四周を固める部材として使われる用語。 床に段差がある場合、高いほうの縁に取付けられる部材名称でもある。 |
鴨居(かもい) |
襖(ふすま)や障子、その他引戸を設ける場所上部にある開閉のための溝のある横木。 下部のものは敷居。 |
仮囲い(かりかこい) |
交通の遮断、内外の安全、盗難の防止などの目的で、工事期間中に現場の周囲に巡らされる囲い。 |
瓦桟(かわらざん) |
引掛け桟瓦を葺く場合に、桟瓦の爪の引掛りのために下葺きの上に打ち付ける細い桟木。 |
瓦葺(かわらぶき) |
粘土を焼成してつくる屋根葺き材。「いぶし瓦」「セメント瓦」などがあり、使われる箇所・用途によって種類がある。 また形の違いで「和瓦」「洋瓦」がある。 |
乾燥材(かんそうざい) |
木材は含水率が平均で30%を下回ると収縮などが生じる。未乾燥で用いると、その後木材は平衡含水率にむけて乾燥・収縮して精度や意匠の面でも悪い状況を生む。施工技術で補えない重要な点なので、乾燥材を用いたほうがよい。 |
観音開き(かんのんびらき) |
建具の開閉形式の一つ。両開きの扉が開口部の中央部で合うようにしたもの。 |
基礎(きそ) |
上部構造からの荷重を地盤に伝える下部構造の総称。 |
北側斜線(きたがわしゃせん) |
住所専用系用途地域で北側隣家への日照を考慮し、建築物の形態を規制した法律。 |
吸音材(きゅうおんざい) |
壁や天井で音を吸引して反響を防ぐ材料のこと。吸音材にも高音用、低音用などがある。 |
京間(きょうま) |
基準尺の1つ。京都を中心に大阪、瀬戸内、山陰、九州で用いられてきたもの。 |
居室(きょしつ) |
常時、継続的に使用する部屋。住宅では居間・ダイニング・ダイニングキッチン・子供室・寝室が居室で、台所・浴室・トイレ・洗面所・納戸などは居室として扱わない。 |
切妻(きりづま) |
シンプルで機能的。雨漏りがしにくく屋根裏の換気もいいので、積雪地にはピッタリ。見た目も純和風的な美しさがあり、日本では最もポピュラーな屋根の形。 |
クッションフロア |
弾力性のある塩化ビニール系のシートを敷いた床を指す。水気に強く、中性洗剤などで簡単に手入れをすることができ、低単価であるためリフォームも適している。 木目調のものもあり、フローリング同様に使用することができる。 |
グラスウール |
ガラスを繊維状にした断熱・吸音材。 |
クラック(crack) |
コンクリートが乾燥するときに収縮して生じるひび割れのこと。特にコンクリートで生じる0.1〜0.5mm幅位の細かいひび割れをヘアクラックという。 |
クレセント(crescent sash lock) |
引き違いサッシに多く用いられる内締まり錠の一種。 |
クロ−ズドキッチン |
独立型のキッチンのこと。キッチンからの音や臭気を気にせず家事作業が出来る。 |
クローゼット |
物入れ(囲った所という意味)。戸棚、収納のこと。 |
蹴上げ(けあげ) |
階段の段板一段の高さ。 |
珪藻土(けいそうど) |
植物性プランクトン(藻)の堆積土で出来た粘土状の泥土で、多孔質であるため調湿性・吸音性・吸臭性などの特性を持つ。健康素材として注目されている。 |
蹴込み(けこみ) |
蹴上げの部分で、上の階段の段鼻部分より下の段板の足の踏込み部分が引っ込んでいる部分を指す。 |
化粧合板(けしょうごうはん) |
JASで規定されている「天然木化粧合板」と「特殊加工化粧合板」の総称。 特殊合板のこと。 |
結露(けつろ) |
冬期間、暖房器具の使用等により室内温度が上がり、外気温との差が生じて天井や押し入れ内、窓、壁などに水滴ができて、腐らせたりカビを発生させたりする。 断熱材の使用、外部建具を2重構造にする、複層ガラスの使用などにより防ぐ。 |
建築確認(けんちくかくにん) |
建物を建てる時や、一定の規模を越える増改築を行う時、事前に建築基準法に違反していないかどうか、各自治体の建築指導課に確認の申請をする。 |
建ぺい率(けんぺいりつ) |
敷地面積に対して建てられる建築面積(一般的には建坪)の限度割合。市街地の環境保全・防災などの見地から、敷地に一定の空き地を確保することを目的としたもの。 |
高規格住宅(こうきかくじゅうたく) |
住宅金融公庫融資住宅の割増融資工事の仕様の一つで、その仕様にのっとって建設された住宅。 |
格子(こうし) |
窓や戸の眺望機能を損なわずに防犯や日除けの機能を高める為に、棒状の材料(木や金属製のもので、格子子という)を縦または横、あるいは両者の組合せによって組み、建物本体や建具に取り付けたもの。 |
構造用合板(こうぞうようごうはん) |
構造強度によって1級と2級の等級があり、製造に用いる接着剤の性能により、屋外および常時湿潤状態の場所用の特類と、屋内用の1類がある。 |
高耐久性木造住宅(こうたいきゅうせいもくぞうじゅうたく) |
住宅金融公庫融資住宅の割増融資工事の仕様の一つで、その仕様にのっとって建設された住宅。(財)性能保証住宅登録機構に性能保証住宅として登録できるものでなければならない。 |
勾配(こうばい) |
部材同士や屋根面の傾斜の度合い。 |
小屋裏(こやうら) |
屋根裏収納部屋のようなもの。天井の高さは1.4m以下で、面積が2階の床面積の1/8以下であり、可動式のハシゴで、居室として使用しないという4つの条件を満たさないと、床面積や階数とみなされてしまう。 |
コンパネ |
コンクリート型枠用合板のこと。コンクリート打設時の型枠に用いる合板。 |